例えば植物園の奥に広がるカリン林に足を運べば、カリンの根元にマンリョウが赤い実を結んでいます。
この現象は、小鳥によってマンリョウの種が運ばれたことを物語ります。
小石川植物園は、可能な限り人手を加えない管理をしていますから、冬になれば木の周囲の草が枯れて、このような光景がより一層分かり易くなります。
冬休みなどに、小学生の子供と一緒に小石川植物園を散策すれば、至るところでアオキやヤツデなどが同様の現象を見せることに気付くことでしょう。

私はこのような現象を添枝性(てんしせい)と名付けて観察を行っています。
小鳥達が木の実を啄み、カリンやカツラなどの枝に羽を休め、枝の下に種を落とします。
「添枝性」は、鳥がとまる枝の下に、新たな種(ジーン)の分布(場)が拡がることを意味しますので、英語で表記すれば「Another new genes expanding location under the branch」となります。
そして偶然にも、その頭文字ANGELは、小鳥達が天使の役を演じ、植物分布を広げる現象をイメージさせます。
そして偶然にも、その頭文字ANGELは、小鳥達が天使の役を演じ、植物分布を広げる現象をイメージさせます。
私は小石川植物園で、添枝性、あるいはエンジェル現象の視点をも備えた植物分布の記録観察を続けていますが、最近ヒガンバナが添枝性を示すであろうことに気付きました。
ヒガンバナは有毒植物なので反論はあるでしょうが、毒性を示すナンテンやピラカンサ、ヒョウタンボクなどの実を小鳥が啄むことは良く知られています。
ヒガンバナは有毒植物なので反論はあるでしょうが、毒性を示すナンテンやピラカンサ、ヒョウタンボクなどの実を小鳥が啄むことは良く知られています。
そのように、他の草花が葉を枯らす冬、青々と葉を茂らせるヒガンバナなどの添枝性を意識しながら、植物配置の訳を考えて小石川植物園を散策すれば、冬の季節に顕著となる、動物と植物が織りなす共生関係を観察することができます。
さて、小石川植物園の柴田記念館で来年1月5日から3月31日にかけて、日本野鳥の会会員の井上裕由氏が小石川植物園で撮影してきた野鳥71種の写真が展示されます。
※ 追伸 2021年4月末まで、開催期間が延長されています。

さて、小石川植物園の柴田記念館で来年1月5日から3月31日にかけて、日本野鳥の会会員の井上裕由氏が小石川植物園で撮影してきた野鳥71種の写真が展示されます。
※ 追伸 2021年4月末まで、開催期間が延長されています。

写真展が開催される柴田記念館は、小石川植物園の中にある展示・講演を目的とした建物です。
植物園の入園料500円(高校生以上)を払えば、柴田記念館は無料で入館することができます。(5回で元がとれる年間パスポート)
但し柴田記念館は、植物園の開園時間(火曜~日曜 9:00~16:30)と異なり、木曜日が閉館で会館時間も10:30~16:00ですのでご注意下さい。
※ 上の画像の字句が見難ければ、植物園のホームページに同じ画が
掲載されています。
掲載されています。
皆様も、野鳥写真展をご覧になった後、冬の木々のシルエットが美しい小石川植物園で、数百年、数千年に及んで培われた、植物と動物達のロマンあふれる物語を想いながら、散策されては如何でしょうか。
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