何故そう思ったのかはよく分かりませんが、木のことを知りたいと思ったのは昨年アメリカを旅行している時でした。
サンフランシスコからロサンゼルスへ続くハイウエーの並木(USA カリフォルニアの風)やペンシルバニアのロングウッドガーデン(USA 花降りそそぐ)で樹木を見ているうちに、本気で木の知識を身に付けたいと思うようになりました。
帰国してからは小石川植物園に通っていますが、毎回新しいことに気づかされます。
へっへー! ほっほー! 状態が続いていますので、これが結構楽しいのです。
楽しいので、「ねえ、聞いて、聞いて」 なのですが、
よく晴れた日曜日の昼下がり、小石川台地の園内の林をなめるように進んで行きますと、前方に、何となく気をそそる木が立っていました。

いつものように、木の名前が知りたくて、名札を探しました。
ありました。「イロハモミジ」です。見上げると、まだ枝には葉もなくて、裸木が空に腕を広げていまいした。

ふと、隣の幹を見ると、そこにも白い名札が付いていました。
その名札には「ハゼノキ」と書かれています。
「え!」

ここで、ようやく気がつきました。
なんと、イロハモミジとハゼノキがまるで一本の木のように合体しているのです。

こんなのは初めて見ました。
根元の状態から、隣合って生育して重なったようには思えません。
形から推測すると、ハゼノキのウロ(空)にイロハモミジが根を下ろして成長したのかもしれません?
しかし、そうだとするとハゼの木とイロハモミジの大きさ、太さにはもっと差があって然るべきです。 ??

全くもって不思議です。 こんなことは私が知らないだけで、全国には結構あるのでしょうか? どなたか同じような例をご存知でしょうか。
ということで、私はこんな木の様子を初めて見ましたので、この木に名前を付けることにしました。
発表します。
「クリムトの抱擁の木」です。
著作権があるので、絵は引用しませんが、「クリムト 抱擁」で検索してみて下さい。すぐに絵が確認できるはずです。
上の写真のようにハゼノキがイロハモミジを包み込んでいる様子が「クリムトの抱擁」そのままです。
絵を確認したら、きっと皆様にも賛同して頂けると思います。