先週見たヒマラヤザクラの花が気になったので小石川植物園へ出かけてきました。
なんと、先週満開だったヒマラヤザクラは今週もまだ、可憐な花が枝先に咲きそろっていました。さすがに花は少々くたびれた様子でしたが、朱色の葉と花と蕾を付けた枝はさくら色に染まっていました。

葉の面積が相当増えていますので、サクラの木を離れて見ると、以前程の華麗さはありませんが、開ききらない蕾がまだ枝に残っておりますので、今しばらくは花を楽しむことができそうです。

小石川植物園には温室もありますので、覗いてみました。入口の横には大きなオキナヤシが空に向かって枝を広げていました。

ここの温室は小笠原の貴重な植物の保存とランの栽培展示が主です。
ランの種類はそれ程多くはありませんが、今日は3~4種類のランが花を付けていました。
写真の花には 「Vanda Joana Botan phikippinensis」の名札が付いていました。

もう一つ、ツバキカズラの花が目を引きます。つるの途中からリンゴのような赤い花を吊り下げて、中に数本の蕊をのぞかせていました。ぽってりと大らかで、人の良さそうな(?)表情に好感が持てました。

今日は植物園の奥へは足を向けずに、売店の裏手から池の方へと降りて行きました。
枯葉を浮かべた池では真っ白な鷺が、足で池底の泥をかき混ぜ、驚いて出てくる魚でお昼ご飯の真っ最中でした。白鷺君の仕草は、人がお風呂に入る時、足でお湯をかき混ぜる、あの様子にそっくりで、白鷺君にとって水加減は丁度良さそうです。

池から出口方向に進みますと、道の横に香るサザンカ、品種名「梅が香」が花を咲かせていました。私はアレルギー性鼻炎なので嗅覚が殆ど麻痺しておりますが、花の香りを確認したくて、花に鼻を近づけてみました。ほんのり甘い匂いがしたような、しなかったような、もどかしい限りです。

それでも「梅が香」は白い花弁にうっすらと紅を指したような花を咲かせ、ぷっくり膨らんだ赤子のほっぺのような蕾の色は大寒前の寒さを忘れさせてくれました。
玄関横ではシナマンサクの花が枝に一輪だけ、大きな葉っぱに首までくるまって、日向ぼっこを楽しんでいる姿を見かけることができました。

冬の植物園、皆様もお天気の日には、暖かい格好をして、花の姿を探しにお出かけになっては如何ですか。きっと瞳から温まりますよ。
筆者のホームページ 「PAPYRUS」