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  毎年この季節に、小石川植物園でウメ品種の開花観察を続けてきました。

 しかし今年は、小石川植物園が、コロナ禍の影響で新年早々の8日から休園となったことは前回のブログに記した通りです。

 東京は現在緊急事態宣言下ですが、出勤、通院、散歩など、生活や健康維持に必要な外出移動は除かれます。

 そこで、バスや電車を利用せずに、自転車で行ける羽根木公園であれば、誰にも迷惑は掛けないと判断し、今日は自転車をこいで、羽根木公園で梅を観察してきました。

 筆者は小石川植物園で、先週7日に例年よりも早い梅の開花を確認しています。

 更には、昨年12月にその兆候を観察していました。

 毎年小石川植物園で最も早く咲く、ウメの品種「扇流し」が、今シーズンは12月20日頃に花を咲かせたのです。

 近年で最も「扇流し」の開花が早かったのは、2015年12月27日、2016年12月28日ですから、今シーズンはそれらの年より1週間程開花が早かったことになります。

 今シーズンは、今までにない現象が観察できると期待していたので、このタイミングでの休園は本当に残念です。

 さて、今日訪ねた羽根木公園では、予想以上のウメ品種の開花を確認しました。

 とは言っても、羽根木公園梅林の状況は下の写真の通りですから、本格的な開花シーズンではないことを、最初にお断りします。
 羽根木公園12
 今日、羽根木公園で開花が確認できたウメ品種は以下の19品種です。

 品種名の後に、昨シーズンの小石川植物園の初観察日を付記します。

 植栽された場所(日陰か日向かなど)や個体差は考慮すべきですが、2021年はウメ品種の開花が例年になく早まっていることが分ります。
 ウあ淡路しだれ03 ウメえ鴛鴦08
淡路しだれ          鴛鴦
   ウメお大盃18 ウメお大湊04
大盃 (1月29日)     大湊 (1月24日)
   ウメか鹿児島紅05 ウメき錦光01
鹿児島紅 (2月25日)        錦光 
   ウメこ古今集01 ウメこ紅冬至03
  古今集 (2月5日)    紅冬至 (1月24日)
  ウメこ小梅01 ウメち中国野梅01
  小梅         中国野梅
   ウメと冬至06 ウメと飛梅03
冬至 (1月19日)       飛梅紅色
   ウメと飛梅白01 ウメひ一重寒紅02
飛梅白色        一重寒紅
   ウメひ緋の司05 ウメみ道知辺01
緋の司 (2月28日)      道知辺 (2月5日)
  ウメみ未開紅03 ウメや八重寒紅04 
  未開紅 (1月24日)    八重寒紅 (1月29日)
 ウメや八重野梅05